(12)宇宙友の会とハルマゲドン―アセンション
ある日、“宇宙友の会”からの手紙を見つけました。
この手紙の日付は平成6年(1994年)12月1日となっており、一度だけ友人T氏の代役でこの宇宙友の会に参加したことから、この手紙をいただいたようでした(すっかり忘れていました)。
半分懐かしさを感じながらも、改めてこの手紙を読んでみると、そこには極秘の緊急文書と書かれ、「神々の計画」の「その日その時」が間近に迫っていると記されていました。
この頃は、アセンションという言葉は一般的ではなく、世紀末における終末思想やハルマゲドンなどと呼ばれていました。現在ではアセンションというのは次元上昇と捉えていますが、当時はこんないいモノではなく、常識を超えた地震とか災害が起こり、今の文明が終わるといったような、予言めいたことがささやかれていたのです(*_*)
この宇宙友の会からの手紙には、そういう終末的現象を迎えるための“身辺の準備”や“心の準備”について書かれていたのです。
その内容は、
◎今の文明はあと2年半で終わる!!!
◎「天」からの救いが近づいている!!!
◎大変動直前に救出。他の星へ避難!!!
◎大変動までに起るもろもろの変化!!!
◎他の人々に伝えるためには慎重に!!!
という見出しになっていて、中身については長すぎてここでは説明が出来ませんが、大変動の直前に宇宙船に吸い上げられて、他の星で地球再生のために勉強して地球に戻ってくるというようなことが書いてあり、肉親や友人とも別れることになるので心構えをしておきなさいと警告しているのです。
救出は地球人類の種を残すためだけにあり、極少数の人間が救出されればいいとか、肉親友人とも離れ離れになるので不信、不安、怒りなどの感情を持つなとか、人に伝えても親切は仇となる場合があるのでその時が来るまで心から理解できる人以外には話すな等々、ちょっと選民意識やエゴ丸出しなことが書かれているのです。
この情報を知り得た人たちだけが逃げる、避難する、生き延びるといったことが言われていて、私たちはあまりいい印象を持っていませんでした。逆に、宇宙人に吸い上げられて他の星に行くなんて冗談じゃない、地球でみんなと一緒にいた方がいいと思いました。
ちょっと腹立たしさを感じつつも、改めて読んでみると、この手紙にはずいぶんと面白いことがたくさん書かれていて、今読むとオマヌケだなぁと笑えてきます。
かいつまんで紹介すると・・・、
天からの呼びかけは、突然TVやラジオに不思議な人物が写り警告をする。ところが、放送局は「今のは妨害電波でした」と訂正をするが、これに従ってはならず、天からの警告に必ず従うように・・・、とか、テレポートする場所には少人数で迅速に行動するようになどと、学校の先生が避難訓練の時にいいそうなことがいっぱい書いてあるのです。
アトランティス大陸も浮上するとも書いてありました(本当だったらエライコッチャですね)。
さて、この騒ぎが収束した数年後、友人T氏と「あれって何だったのかな?」と話をしました。T氏は、「あれは、宇宙船に吸い上げられて他の星で再教育を受けるわけではなく、チュッと吸われるんだよ。チュッとね」と言いました。私たちが「宇宙人に魂を吸われるってこと?」と聞くと、「奴らはそれが餌なんだよ」と言い放ちました( ̄▽ ̄;)
T氏によると、自分だけ助かりたいというエゴのようなものを餌にする宇宙人がいるということらしいです。不思議研究所のもりけんもヘミシンクの体外離脱で行ったある次元で人間の愛のエネルギーを餌にしている存在に遭遇したと言っていました。宇宙存在というのはたくさんいるので、中にはエゴという想念を餌にしている奴らもいるってことなのかなぁ?
でもさぁ、ぶっちゃけ、当時先頭きって逃げていたのはT氏じゃんね
1994年頃というと、今のようなネット社会ではなく、このような情報はごく一部の人たちが知るものであり、小さな会合や講演会で話を聞くとかオウムに代表されるような団体から発信されるものからしか得ることができませんでした。現在はネットを通じてたくさんの情報を知ることができ、色々な考えや見方があるんだと分かり、なんでもありの時代になっているようです。当時のような一方的な情報に偏らないことが利点ですが、逆に情報が多すぎて翻弄されてしまうことも多々あります。
玉石混交の情報に右往左往ぜす、自分の感覚で正しき判断ができることがますます重要になってきそうです。
<東三河エネルギー研鑽会の日常 2006年10月29日ブログ記事より>
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