(33)幽体離脱?
金縛り初体験の話が出たついでに、コブメロの幽体離脱もどきの体験談をご紹介します。
幽体離脱を経験したことのある人は結構多いらしいので、私のこんな“もどき話”はイマイチかも知れないですが、私にとっては興味深い体験でした。
2002年頃のこと。気功に興味があった私は、ある日、図書館で大手広告代理店の役員だったとかいう人が書いた気功の本を見つけました。その中に気功法の一つ『小周天』は簡単に出来ると書いてあったのです。
この『小周天』は難しい気功法で、熟練者の指導を受けながらやらないと偏差や危険なことが起きたりすると聞いたことがありました。なのに、この本のオジサンは、「私は寝ながらやっちゃいますよ。何も難しいことは無く、簡単ですよ。そのまま寝ちゃっても構いませんから」なんて書いているではないですか?!
「へぇ、簡単に出来るし、やってもいいんだ」と思った私は、その夜、寝ながら『小周天』を回してみたのです。そして、何回か回すうちに眠ってしまいました
しばらくして、金縛りの時のようにフーっと意識が戻ってきました。「あれ・・・?金縛り?」って思っていたら、背骨を揺さぶるような振動が、尾骨付近から頭の方向へ向かって上っていく感覚がありました。背骨を中心に熱いようなエネルギーが、巻きつきながら、揺さぶりながら上がっていくというような感触です。そして肉体と肉体ではないもの(エネルギー体みたいなもの)が揺さぶられているような感じもありました。
「こりゃ、抜けちゃうかもしれない 」と怖くなり、焦った私は、何とかこの揺さぶられるような振動が頭のテッペンまで来ないように、気持ちをふんばりました
そうこうするうちに、頭のテッペンの手前、喉の辺りで振動は収まり、体の揺さぶりも静まってきて、体の自由が戻ってきました。その後、もの凄い耳鳴りがしてきたので、これで完全に収まったことを実感(最近の金縛りの後は凄い耳鳴りがしてくるのです。時計針はやっぱり午前2時台)。
小周天をやったことと幽体離脱のような状態との因果関係は分かりませんが、「ちょっと、オッサンいい加減なこと書くなよ」と、気功の本のオジサンにちょっとムカついちゃいました そして、「あのまま頭のテッペンまで上ってきたら抜けちゃったんだろうか?」などと恐怖や残念さなどを考えながら、そのまま眠ってしまいました
数日後、このことをエネルギーに詳しい友人のT氏に話すと、「小周天は仙人の修行に使う難しい技だよ。それを簡単にやっていいなんて、危ないよ」と言いました。
危ないよと人を諭しているT氏ですが、気功法のスワイショウをムキになってやり過ぎて、ワキの下が血まみれになったことがあるそうです 良い子は危ないことはやめましょうね
幽体離脱には、体が揺さぶられて抜けるタイプとか、ゴロンと寝返りを打ったら抜けるタイプとか、気がつくと上に浮かんでるタイプとか色々あるそうです。T氏の奥さんは気がついたら浮かんでるタイプだと言ってました。
モンロー研究所のロバート・モンロー氏は、幽体離脱をした時によく猫たちと出会ったそうです。猫は眠っている時に幽体離脱をして遊んでいるらしいのですよ。何となく分かるような気がします。おもしろい話ですね
さてさて、そういえば、私は、以前にもこの振動に似た体験したことがあったのでした。
一つはシルバ・メソッドでアルファ波の状態に入る瞑想をやっていた時。体の中心が螺旋に回転し、揺さぶられながら上に持ってかれるというもの。瞑想の終わりの合図で引き戻されたって感じなので、あのまま続いていたらどうなったのかな?と今も時々思い出します。
もう一つは、家で自律訓練の瞑想テープを聴いていた時。背骨を揺さぶりながら駆け上がる熱いエネルギーを感じたことがありました。この二つの体験には体が抜けそうになるって感覚は無かったです。これってクンダリーニが上がるとかいう状態にも近いのかな?この辺の詳しいことはまだよく分からないですが・・・。
その後、幽体離脱をし損なったのがちょっと残念に思えてきて、またああゆう状態が起きないかなって期待しているのですが、未だに無いです。残念(>_<)
<東三河エネルギー研鑽会の日常 2006年8月26日ブログ記事より>
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